新型コロナウイルスから店舗を守る感染予防対策
新型コロナウイルスの流行により衛生環境が脅かされている今どうやって店舗を運営していけばいいのでしょうか?
今後、緊急事態宣言が解除になり経済活動が本格的に再開されたとしても
ワクチン、特効薬がまだない現状、コロナに対する不安を抱えながらの再開となります。
店舗内でコロナ感染が広がってしまったら、、、
お客様を迎える側はお客様に安心して来てもらいたい。
従業員にも安心して働いてもらいたいと皆さん思われているでしょう。
感染リスクからお客様、従業員を守る
お客様、従業員を感染から守ることが店舗を守ることに繋がります。
店舗を守るには、正しい知識を身につけ対策をする。
それ以外には方法はありません。
今回は厚生労働省、各自治体で示されている予防対策をもとに具体的な事例交えて皆さんの役に立つ店舗ですぐに実践できる
感染予防対策をお伝えします。
ここでお伝えするコロナ対策は毎年11月~3月頃に流行するノロウイルスによる感染症予防にも共通する部分もあります。
新型コロナウイルスの性質と感染経路
コロナウイルスとは?
ウイルスは自分自身で増えることができず、粘膜などの細胞に付着して入り込み増えます。
健康な皮膚には入り込めず表面に付着するだけといわれています。
表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまうが物の種類によって24時間~72時間くらいの感染力を持つといわれています。どうやって感染するの?
現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられています。
(1)飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れるとウイルスが付きます。
未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
(厚生労働省、新型コロナウイルス感染症に備えて~一人ひとりができる対策を知っておこう~参照)
2つの感染経路
(1)人→人 人から人へ
(2)人→物→人 人から物へ物から人へ
この2つの感染経路に対する予防対策を各店舗の状況に応じて分析し、それを元に対策を考えましょう!
今すぐできるウイルス感染予防対策
各店の状況に応じて対策を組み立てましょう!
基本留意点
- 店舗入場者の検温の実施
- 体調確認、従業員について体調チェック表を用いての管理
- マスク着用の徹底、うがい、手洗い
- 混雑時の入場制限
- 入口及び店舗内の手指消毒設備の設置
従業員の体調確認については偽りの申告をしては意味が無い、決して無理をさせない職場環境作りが管理者には求められる。
店舗内の環境整備【3つの密(密閉、密集、密接) 】の状況を作り出さない
● 密閉空間にしない。こまめな換気を
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- 2つ以上の窓を開け風の流れを作る。
- 窓を開けて換気扇を回す。
※ 換気扇、窓がない場合は扇風機、サーキュレーターなどを複数台使用し換気します。例:1台は室内の空気よどみを無くして流れをつくり、もう1台は入口から外に排気するなどなど。
● 密集しない。人と人の距離の確保(できるだけ2mの確保)
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- 混雑時には入場制限する。
- 座席や列の間隔を空ける。
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● 密接した会話を避ける
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- マスク、フェイスガードの着用
- アクリル板、透明なビニールカーテンなどで遮蔽する。
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営業時の対策
外からのウイルスを持ち込ませないために、うがい、手洗い、手指の消毒、靴底の消毒の実施
尚、複数の人の手が触れる場所、物については、適宜の除菌・消毒の実施
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- 入口においての消毒の周知、入場者に利用を徹底してもらうため、協力のお願いのポップ等が効果的。
- 適宜のうがい、手洗いの周知、うがい、手洗い場の洗浄、消毒
- 拡散防止のためハンドドライヤーは停止しペーパータオルなど使い捨ての物に。
- 利用のテーブル、イス、手すり、スイッチ等、手に触れた物の適切な消毒
- 除菌剤を染み込ませた入口マットを使用し靴底除菌、ウイルスを店舗内に持ち込ませない。
- コロナ不活化に効果のあるオゾン発生器による定期的な空間除菌
- 食器類についても適切な洗浄、使い捨ての物も検討
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清掃・消毒
トイレ
急性の下痢症状などでトイレが汚れた場合は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(キッチンハイター、塩素系漂白剤)1,000ppmで、清拭消毒を推奨。
次亜塩素酸ナトリウムは、ノロウイルスに対する効果もある。
ゴミの廃棄
ゴミ箱清掃時には鼻水、唾液等が付いている可能性があるためマスク、手袋を着用し感染に注意を払う。
外部への予防対策アピール
店舗内で実際に行っている対策はアピールしましょう。
『このお店は、対策してるから安心!』とお客様や取引先の信頼にも繋がるでしょう。
それによって従業員も自然と意識が高まっていくでしょう。
結論!ウイルス感染予防をするには
まずは従業員の意識を高め一つずつ確実に取り組み、お客様が安心して来店してもらえる環境作りをしていきましょう!!