お店で出来る除菌・消毒

飲食店で働いてる方は、お客様がお店に安心して来店出来るように、衛生面での対策を色々考えてると思われます。
《手洗い》、《マスクの着用》、《店内の換気》、《お客様同士の距離を開ける》などはお店で出来る衛生対策です。

営業中に行う衛生対策で消毒も大事な作業となります。

【消毒箇所】

  • テーブル
  • カウンター
  • ドアノブ
  • メニュー表など

消毒のやり方

例えば、ドアノブなどを消毒するときはどうやるのが正しいと思われますか?

お店の中で感染するリスクを下げるには、手で触るものを消毒しておくことが大切です。

このとき、スプレー式のアルコール消毒液をプッシュする方法と、塩素系漂白剤を薄めた消毒液で拭く方法があるのですが、どちらのほうが感染リスクを下げられるのでしょうか?

正しい消毒とは

手軽な方法は、ボトルに入ったスプレー式のアルコール消毒液をプッシュすることでしょう。しかし、スプレーで噴霧すると、その勢いによって、付着していたウイルスが飛び散ってしまう可能性があります。

例えば、ドアノブにプッシュした場合、ドアノブ自体はきれいになっても、ウイルスが周りのドアや床などに飛び散って汚染されることが考えられるのです。

その為、ボトルに入ったスプレー式のアルコール消毒液をプッシュするのではなく、塩素系漂白剤を薄めた消毒液で拭くのが正しい消毒方法でしょう。

消毒液は作り置きしても効果があるのか

塩素系漂白剤の消毒液ですが、すぐに使えるように作り置きしておくのがいいのか、あるいは消毒するたびに新しく作るのがいいのか。より有効な消毒の仕方はどちらでしょうか?

 塩素系漂白剤の作用は非常に強力なので、市販の商品を原液のままでは使いません。消毒に適した次亜塩素酸ナトリウムの濃度は0.05%以上なので、この濃度になるように使う前に水で薄める必要があります。

 なかには、消毒するたびに薄めるのは面倒だからと、希釈液を多めに作っておく人がいるようですが、時間がたつにつれて効果が薄れていくので、作り置きはしないほうがよいでしょう。

消毒液の作り方

 消毒液の作り方にも注意が必要です。行政などのホームページには、ペットボトルのキャップ1杯分(5ml)を500mlの水で希釈すると書かれたものがありますが、じつはメーカーや商品によって原液の濃度は異なっています。薄め過ぎたら消毒の効果が低下してしまうので、商品パッケージやホームページをよく見て、正しく希釈して使うようにしましょう。 

 

消毒液以外の消毒方法

経済産業省は、店頭での品薄が続くアルコール消毒液の代用品として、住宅用洗剤などが消毒に有効であると発表しました。

ドアノブやテーブルなどを対象とした消毒に、特定の界面活性剤を成分として含む住宅用や家具用の洗剤が有効であると明らかにしました。NITE=製品評価技術基盤機構が検証試験を行った結果、これらの有効性が確認されたということです。

界面活性剤が有効

NITEは22日の発表で、次の5種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効と評価したことを発表。「これらの物資は住宅・家具用洗剤等に使われており、今回の検証で、新型コロナウイルス対策のための家庭や職場における消毒方法の選択肢が広がることが期待できます」としている。

有効とされている成分

・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)

・アルキルグリコシド(0.1%以上)

・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)

・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)

・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)

 

消毒液の代用品として

NITEはこれらの界面活性剤が含まれる製品もリスト化して公表。花王の「バスマジックリン」「トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー」、ライオンの「ママレモン」、P&Gの「ジョイ コンパクト」、サンスターの「輝き洗剤 キーラ」など、100製品以上を具体的にあげている。なお、製品のラベルやウェブサイトなどでも、成分として含まれている界面活性剤が確認できます。

 

使用上の注意点

・台所用洗剤でプラスチック部分(電話、キーボード、マウス、TVリモコン、便座とフタ、照明のスイッチ、時計など)を拭いた場合、そのまま放置すると傷むことがあります。必ず、すぐに水拭きしましょう。

・塗装面(家具、ラッカー塗装部分、自動車の塗装面など)や、水がしみこむ場所や材質(布製カーテン、木、壁など)には使わないでください(シミになるおそれがあります)。

※ 手指や皮膚への使用やスプレーボトルでの噴霧は行わないよう注意を呼びかけている。

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