感染経路
感染経路は大きく分けて2週類あると言われています。
飛沫感染
飛沫感染は、唾液などに含まれる病原体が空気中に飛び出す場面においてそのリスクが高まります。具体的には、オフィス内での咳、くしゃみはもちろん、会議やミーティング時の近距離での会話も感染経路として想定されます。
接触感染
接触感染は、感染原因の50~80%の割合を占めるとも言われています。いたるところに接触感染のリスクが存在し、すべてを防ぎ<きることが難しいためです。オフィス内においては、以下のような場所に接触感染のリスクが潜んでいます。
● ドアノブや受付カウンター
● 共用オフィス機器・・・電話機のボタンや受話器、複合機のタッチパネルなど。
● デスク・・・アリゾナ大学と殺菌シート製造会社が行った研究では、オフィスのデスクにはトイレ便座の400倍もの細菌が潜んでいるという結果も出てます。
● パソコンのキーボードやマウス・・・パソコンを共有して使用している場合は特にリスクが高いです。
以上のように、デスクまわりをはじめとして、オフィスのいたるところに感染のリスクが潜んでいるといえます。
飛沫感染対策にマスクの着用は必須
マスクの着用は唾液を飛ばさないだけでなく、無意識のうちに自分自身の鼻や口に触れてしまうのを防止する効果もあります。
さらにもう一つの効果として、マスクをすることでコロナウイルスに感染しても重症化を防げる可能性があることが示唆されています。これはマスクによりコロナウイルスが体内に入るのを完全には防げなくても、入る数を減らすことができるということが理由だと考えられています。
マスクの着用は、換気が不十分な場所や人混みなどで推奨されています。
マスク以外に有効な対策方法は他に何があるか
体内にウイルスを入れないことと、ウイルスが入ってしまってもその数を減らせるようなことを満たすのが有効な対策です。
具体的には手洗いうがいをしっかり行うことで自分の手からウイルスが体内に入るのを防いだり、三密を避けることは現時点で効果的な対策だと言えるでしょう。
手洗い・手の殺菌
手洗いは、ウイルスを広めないためにも、自らが感染してしまわないためにも大切です。石けんをしっかりと泡立て、30秒かけて手の甲、指と指の間、指と爪の間、手のひら、指先、手首などすべての個所を丁寧に洗います。
消毒液の使用も効果的です。消毒液を各部屋に用意し、特に飲食の前や共用の機器に触れる前には意識して手の殺菌をするよう呼びかけるとよいでしょう。
オフィスでの消毒液として、ダスキンの商品(ウエルパスマイルド)で手の殺菌が出来ます。
接触感染対策には拭き掃除や手洗い・手の殺菌
企業として取り組みたい接触感染対策には以下のようなものがあります。
デスクや共用の機器、ドアノブなどは、菌・ウイルスが残らないように殺菌作用のある消毒剤を使ってこまめに清掃することや、外から戻った時の手洗い・手の消毒です。
オフィス内での換気・空間除菌
飛沫感染・接触感染以外にエアロゾル感染があると言われています。エアロゾル感染への最も効果的な予防策は換気の促進です。窓やドアなどを開けることによる自然換気や、備えつけてあるファンなどの機械換気の利用でオフィス内の空気をできるだけ外気と入れ替えることが大切です。
HEPAフィルターを搭載した空気清浄機の利用も換気が難しいオフィス内でのエアロゾル感染予防に有効でしょう。
HEPAフィルターはJIS規格で0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有するものと規定されており、5㎛以下のエアロゾルも捕集ができるため室内のウイルス濃度を低下させることが可能です。
また、他のウイルスや菌、悪臭なども除去することで人体の免疫力低下を防ぎ二次的な感染予防効果も期待できます。
ダスキンのレンタル商品、プラズマクラスター搭載の空気清浄機をオフィスなどでレンタル出来ます。
オフィスなどではその場所に合った対策を
オフィスや事業所で、自然換気や機械換気が難しい場所では、空気清浄機や空調設備を利用しコロナウイルス対策をしていきましょう。